カープの愛がすごい
今シーズン四半世紀ぶりのリーグ優勝、日本シリーズ進出を果たした広島東洋カープが、地元広島市に5億円を寄付したそうです。
長年応援してくれたファンや地元への恩返しなんだとか。
こりゃすごい。全国的な野球人気の低下とかを考えると、地域振興や貢献というのは、今やプロ野球では当然のあり方になってきましたが、自治体への直接的な還元というのは初めてではないでしょうか?
今回のカープ優勝の経済効果はおよそ350億円にものぼるといわれています。
すべてが球団収益に繋がるわけではありませんが、優勝して球団経営が潤えば、まず第一に戦力の補強に投資するのが普通です。
ですが、広島東洋カープは1950年代、球団設立初期に市民の呼びかけで行われた「樽募金」という形で球団経営を立て直したという歴史があります。
そう考えると、今回の5億円の寄付は60年の時を超えた恩返しとも言えるかもしれません…
どのスポーツを応援するファンも、自分達の熱量を「チーム愛」なんて言葉で表現しますが、このカープの寄付金は「ファン愛」といったところでしょうか笑
また、今回の5億円のうち、4億円は広島市内の少年野球のできるスポーツ広場の整備に使われるそうです。
いずれカープのおかげで野球のできる少年たちが、赤いユニフォームを着たいと思うようになって、未来のプロ野球選手が生まれるとすれば、ある意味これはカープの長い目で見た投資と言えるかもしれません!!
ということでこのカープ5億円寄付のすごいところをまとめてみましょう。
・戦力補強よりもまず先に地元へ寄付した。
・ファンとチームの互いの愛情を形で表した。
・60年という時間を超えた「恩返し」。
・少年野球の活性化という、長い目で見た投資であるかもしれない。
なんだかこのニュースは、「広島東洋カープ快進撃」の美しいエピローグのような気がしてなりません。